真珠の耳飾りの少女
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/01/25
- メディア: DVD
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映画「葡萄酒色の人生ロートレック」(ロートレックの伝記的映画)でも、ロートレックだけでなく、ゴッホの名画が映画の場面で再現されていたけれど、この「真珠の耳飾り」はフェルメールの絵画を見るように、「見て」楽しむ映画だと思いました。
街の風景や少女の肌がまるで「絵画のよう」で、こわい感じ。
それなのに少女がフェルメールに言った言葉に「心まで描くの?」というのがあって、なんだか劇中劇ならぬ絵画中絵画を見ているようで、摩訶不思議な感覚です。
少女が精肉屋の青年やフェルメールに対して、女性として意識する時、笑顔の無い陶器のような肌に紅がさし、眼が色を持つように撮られているのも、フェルメールが絵を描くかのように、監督が映画を作ったような気がして、おもしろかったですね。