ジョン・レノン スーパーライヴ

uiui2005-10-07



神様、ありがとうございます。
Mみん、Nべさん、Y野さん、ありがとうございます。
これらの人たちのお陰で、武道館アリーナ席(5列目)のチケットが巡りめぐって私のところに舞い降りてきたわけなのです。
トリビュートライヴは、ビートルズ(このライヴでトッド・ラングレンが好きになった)とモンキーズのものに行ったことがあるけど、こんなすごい席でオノ・ヨーコさんに会えるとは思わなかった。

そんなわけで、アンソロジーやら、レジェンドやら、ダブルファンタジーやら、家にある音源を引っ張り出して、ジョンに浸ってから出かけた。
仕事で30分も遅れて到着したけど、みんな立ってノリノリしてるところだったので、あまり目立たずに着席。


出演者は以下の通り。

オノ・ヨーコ忌野清志郎奥田民生、 押葉真吾、 小泉今日子小柳ゆき杉真理曽我部恵一PUFFYBONNIE PINK宮本亜門YOSHII LOVINSONLOVE PSYCHEDELICO


このライヴで集まった資金で、世界の恵まれない地域に学校を設立するということで、すでに42校が設立済。
そして、今回のライヴで目標である50校に届くとか。
チケット買って音楽に触れることが、 大画面に映し出されたような哀しい映像を少しでも減らすことにつながるなんて、むちゃくちゃうれしい。
大人にとって都合のよい教育だけを施さず、生きる力をしっかり身につけてあげられる学校を建ててあげられたらいいなあ。


オノ・ヨーコさん。
そこに座ったのが、私ですみません。・・・・・とちょっと萎縮しつつ、彼女なら私みたいなヤツにこそ「そこへ座れ」と言うのかもしれないと思ったりもする。(笑)
彼女は、多分色んなことを受信もする人なのだろうけれど、90%以上が発信する人なのだろうと感じる。
ジョンのメッセージとともに愛とか平和とか大きな大きなタイトルをストレートに訴えてくるわけだけれども、彼女の見せてくれたパフォーマンスは毒々しい。地獄の使者のよう。
誰かのものをそのまま右から左へ渡して満足するような人ではないのだろう。
期待される「ジョンの奥さん」役を演じる気など全く無い感じ。(もちろん期待する周囲への反抗心も感じない)


奥田民生が歌っていた1曲だけ分からなかったなあ。
大好きな大好きな「REAL LOVE」(LOVE PSYCHEDELICO)のアレンジはちょっと私的には違うなあ。(笑)
「Starting Over」(YOSHII LOVINSON)はよかったー。
観客席からの黄色い声もすごかったー。
ロビンソンって、こういうスペルでしたか。(笑)
BONNIE PINKは、今まであまりひっかからなかったのに、生で聴いたら歌うまーい。
高音がきれいー。
小柳ゆきは、あの歌唱力なので体も大きな人だと思っていたら、なんとも小振り。
すごいなー。
口からというより、体中から声が出てる。
なんかあまりの歌唱力なので、逆にメッセージが薄れてしまったように感じるのは贅沢?
なんといっても、すてきだったのは清志郎
ステージに出てくるまでになんとなーくギターで弾いていたのは、「雨あがりの夜空に」だよね? カンドー。
彼は、歌はもちろん、メッセージがあふれてる。声があまり衰えていない?
そして、やっぱり月のことを「お月様」と言っていた。カンドー。
もともとメッセージを持っていた人と、このイベントのためにメッセージをとりあえず用意した人では、ステージの上での存在感が全然違っているのかもしれない。


数年前にジョン・レノンミュージアムに行った時、ジョンのメッセージはもちろんだけど、ジョンとヨーコというカップルのすごさを再確認した。映画や物語の主人公じゃなくて、ノンフィクションの人間のカップルなんだ。
みんな、映画や音楽に描かれた世界に憧れるのに、自分で実現しようとはしない。
人間に「永遠」なんてありえないと感じていた私だったので、「永遠」をやってのけようとする彼らに圧倒されちゃったのだ。
仲間内ででかけていたので、少しみんなから離れて隠れてウルウルしていたものだ。
今回のライヴで、あの時と同じ圧倒に襲われた。
そういう意味で、3時間半のライブの後はすごくすごくすごく・・・・疲れた。
帰りの自転車のペダルがすごくすごくすごく重たかった。


そんなわけで、ちょっと時間を経て感想を書いてるわりに長い文章になってしまいました。
写真は、観客全員に配られたペンライト。
全員でピカピカしたので、とても幻想的なシーンになりました。
キョンキョンが1番喜んでたかな?(笑)