東京国際ユース(U-14)サッカー大会

uiui2009-05-04


予選グループリーグ:5/2〜5/3
順位決定トーナメント:5/4〜5/5
会場:駒沢オリンピック公園内の3会場

U-14とはいえ、全く侮れない。
次世代ヒーローの卵たち。
今年で2回目のこの大会では、10都市12チームが東京に集結した。
昨年優勝のベルリン選抜チーム。
若手育成に燃えるモスクワのアカデミー「スメナ」。
モスクワvsベルリン  

パリは、市内のクラブから選抜された精鋭集団。
サッカー王国ブラジルからは、サンパウロ
オーストラリアからは、地元スーパーエリートユース大会に出場経験をもつニューサウスウェールズ(NSW)。
日本からは、東京全都から選ばれた東京都選抜チーム、クラブユースチームの東京ヴェルディ、そしてFC東京むさしの3チームが出場。
NSW vs 東京選抜 

<出場チーム>
北京
ベルリン
カイロ
ジャカルタ
モスクワ
ニューサウスウェールズ
パリ
サンパウロ
ソウル
東京都選抜
東京ヴェルディジュニアユース
FC東京むさし


どのチームもある程度勝つことに慣れていて、その上試合に子どもじみた甘さはない。
そして、素質のある子のただの寄せ集めではない。
まだ「少年」の残る体型の選手もいるけど、その動きからは相当の練習量が伝わってくる。




日本人の観客は、中学校の英語授業の余韻かしら。
外国人選手の名前がアナウンスされると、なぜかそれを復唱する。


アナウンス:ニューサウスウェールズのクリービー選手です。

観客:クリービー
観客:クリービー
観客:クリービー
観客:クリープ?



試合は30分ハーフで、延長なし。
同点の場合は、PKとなる。
私が観戦したのは、本日のジャカルタvs北京、東京ヴェルディvsFC東京むさし、ベルリンvsモスクワ、NSW vs 東京都選抜の4試合だったけど、そのうち2試合がPKとなった。
   
NSW vs 東京選抜

ベルリンvsモスクワでは、PKでもなかなか決まらず、とうとうキーパーまで順番がまわってきてしまった。
そして、ベルリンのキーパーがはずしてしまって終了。
泣いてたなあ、キーパーの子。
高校野球・サッカーと同様に、プロチームと違って、ジュニアの試合では「次がない」ことが多い。
負けたベルリンだけど、試合終了後、観客席前まで全員が行って、きちんと挨拶をしてた。
気持ちの良い選手たちだねぇ。




ニュートラルな気持ちで観戦できると思っていたのに、この緊張感。
試合展開もかなりスリリングで、しかもいい内容だ。
FC東京むさしは、今日はあまりパスがうまくなかったなぁ。
うぅぅ。
 ヴェルディvsむさし



東京都選抜チームは、パスの精度がよいこともあってか、自分達のやりやすい形にもっていくのがうまい。
個々の技術力だけでなく、チームワークの完成度が高いのだね、きっと。
試合運びもかなり積極的で、ミドルシュートもどんどん打っていく。
8番アッキーこと秋本くん(MF)、6番山越くん(MF)は、身長がまだ160cmに満たないのに、ボールに吸い付くような走りと正確さでシュートも決めていく。
(配布されるパンフレットには、各チームの選手紹介も載っている)
4-3で勝っていて、あと数秒で試合終了というところでファウルをとられ、同点に追いつかれたけれど、キーパーの宗仲くんの堂々とした様子。
ちょっとした「チビおやじ」くらいの威厳だ。
   NSW vs 東京選抜


選手たちは、言語こそ違えど、よく声も出してるなあ。
日本選手から、「あーーーーーっ」とか「うわー、もうっ!」、英語圏の選手から甲高い「Why〜?」というのが聞えてくると、「あぁ、まだ少年なんだ」と思い出す次第。
ジャカルタvs北京  




順位決定トーナメントで残り、明日、対戦するのは、

第1トーナメント:東京ヴェルディvsサンパウロ
第2トーナメント:モスクワvs東京都選抜
第3トーナメント:パリvsジャカルタ


私のGW予定を変更して、明日も観戦に行く事にした。 


会場の駒沢オリンピック公園では、GWイベントも行われていた。
北沢豪さんのサッカー教室も。
会場地図に各国料理の屋台があるとあった。
たしかにこの辺なのだけど・・・と思ってよく見たら、ほんの4〜5台の車が並んで、ケバブやカレーを売っていた。
過疎化していたのか・・・
  



昨日、若い友人(笑)からサッカー練習用シューズをいただいた。
次回はこれ履いて、走ってみよう。