円筒ヘルメット
インドでは、安全用ヘルメットはなかなか普及しなかったそうです。
「だってターバン巻いてるんだもーん!」
インドの方の声が聞こえてきそう。
だけど、経済成長にともないビルや住宅の建設が増えてきたこともあり、安全意識も高まってきたとか。
「ヘルメット、かぶらないと危ないよ」(そんな標語はないです)
それでも、ベルトコンベアーがまだなかったりするので、
「やっぱり頭に物を乗せて運びたいんだ!」
インドの方の声が聞こえてきそう。
手で何度も重いものを運ぶには限界がありますものね。
かといって、ツルツルのヘルメットに物を乗せたら、さすがのインド人だって落としてしまうでしょう。
そんな声にこたえて、作られたのが、
「円筒ヘルメット」。
どんぶりをひっくり返したような形をしており、てっぺんの円筒部分(どんぶりで言えば、足の部分)に物が乗せられるようになっているのだ。
インドのオリジナル発明。
でも、ターバン+運搬皿の時と違って、バランスが取りにくくて、現場の評判はいまひとつだそうです。