本当に残酷なマネー版グリム童話 ヘッテルとフエーテル

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話


ヘンゼルとグレーテルではありません。



(お金が)ヘッテルとフエーテル





「子どもに親しまれているグリム童話は、ほんとはこんなに残酷なんだよ」という本がありますが、この本はお金の世界での残酷さを物語ります。
それは、あなたや私が毎日過ごしている、この日常でのお話しです。
騙しの罠、庶民が切り詰めて貯めたお金を巻き上げられる社会の構造・・・





SONU、TOYOT、ナイーヴドア、バッドウィルとテンプラキャスト・・・・
なんだか最近聞いたような企業が関わった事件や知らぬ間に弱者が強者に搾取されている社会構造を分かりやすく解明。
でも、それだけじゃなくて、どういった背景や人生を背負った人が巻き込まれ、そしてその事件の後、その人の人生がどうなったかを追い、残酷な結末を告げます。
事件や仕組みにはまっていることに気づいてさえいないこともあるかも。




失うものは、お金ばかりではありません。
夢や愛、人を信じる気持ちだったりもします。
ええ?銀行って、そんなことするの?
あぁ、見たことある!「借金整理します」の広告。
本に出てくる「溺令素(できれいす)弁護士事務所」の手口とは。
真面目にポジティブにがんばったのに、そんなことに?




この本に書かれていることも、正しいのか本当なのかを、ちゃんと自分で考えなきゃね。
自由とか幸せって、なんだろな?・・・・につながるような気がするし。



あなたや私がこの童話の主人公になってしまわないように、ヘッテルとフエーテルが主人公となって、目次のような物語に登場します。



<目次>
第1話:ヘッテルとフエーテル
第2話:カネヘルンの笛吹き
第3話:ピノキオ銀行
第4話:アホスギンちゃん
第5話:ヤンデレ
第6話:ヘッテルと7人のODANPO
第7話:王様の金はロバの金
第8話:裸のフエーテル



著者の名前が、マネー・ヘッタ・チャン。
プロの投資家。
ふざけているようで、なかなか鋭い(きつい)切り込みもあり、私もちょっとドキリとしたり。