吹奏楽部夏の陣 〜吹奏楽部は文化系部活か?〜

野球に甲子園があるように、吹奏楽部にも夏に全日本吹奏楽コンクールというのがあります。
「中学」「高校」「大学」「職場」「一般」そして「全部門」と部門が分かれます。
都道府県で予選コンクールを通過した団体が地区大会・全国大会と進んでいくのです。


今日は、仕事を半日休んで予選コンクールを見に行ってきました。
この東京予選だけでも4日間。
課題曲と自由曲の演奏に、大学の先生やプロの音楽家である審査員が優越をつけるのです。
ひどい言い方かもしれませんが、いろんなレベルの学校が集まっている予選では、どんな風に演奏されていれば美しく響くのかがよく分かります。
プロのすばらしい演奏だけ聞いていても気づかないポイントに気づきます。
(とても基本的なものばかりだけど)
(みんなものすごく練習しているので、下手な学校は1つもないけどね)
シード校あたりは、当然だけど、全体のまとまりはもちろん、個々の演奏レベルや意識がとても高い感じ。
トライアングルやハープといったメインでない音がすごく効果的に動いてるし。



吹奏楽部は、文化部でしょ。
だから、室内でのんびり楽器鳴らして優雅・・・・というのはウソです。


私自身は、小学校の高学年から大学までずーっと軟式テニス
高校では、通常の練習にプラスして、毎日腹筋・背筋100回、腕立て30回、ランニング4km・・・・てな感じで、トレーニング部のようでした。


が、吹奏楽部もかなーり。
このコンクールのため、夏休みは2日間だけ。
演奏のために体を鍛えることも必要なので、トレーニングもあり。
楽器を運びながらの階段も呻き声。
指導員も熱くなると、キレぎみなので、スリル満点。
体育系のヤワいサークルよりはかなりキツそうです。


音楽をしながら、「自分はアウトドアな運動はだめ」なんて思っている人がいたら、それは違〜う!!!
音楽も体の内部まで使いまくるし、練習は汗びっしょりもの。
そして、運動にもリズムなど音楽性はとても重要。
似てるとこ多いと思う!



というわけで、吹奏楽部には「室内体育系部活」という称号をお渡ししたいと思います。
卓球部やバドミントン部と仲良くしてください。